【AIを搭載した紙袋用デパレタイザー】
エヌテックが開発した紙袋用のデパレタイザーが好評だ。パレット上に積み上げられた紙袋をAIを駆使することで紙袋の位置および高さを認識し、吸着ハンドにてコンベヤー上へ移載するシステムである。
ハンド構造を改良(特許出願中)したことで水平に置かれていないあるいは折れ曲がるなど変形した紙袋も吸着把持できるようになった。エヌテック製紙袋デパレタイザーはAIによる紙袋認識とハンド構造改良により、紙袋デパレタイザーの一般的な共通課題である紙袋の吸着ミスを激減させることができた。
対応する紙袋は長さが780~900㎜、幅が470~495㎜、高さが140~165㎜で、最大重量は25kgとなっている。処理能力は毎時200袋だ。同機は、まずカメラユニットがパレット上方に移動し、同ユニットに取り付けられたカメラで紙袋を撮影する。次に撮影した画像をAIに認識させて、紙袋の立体座標を算出する。この座標データをもとにロボットが紙袋を吸引してパレット上から取り出す。
AI認識により紙袋のしわやデザイン、紙袋どうしの重なり、荷崩れなどによる認識不良が改善された。移動時に紙袋が脱落しないように、格納式の落下防止装置も装備されている。このデパレタイザーは、重筋作業をともなう粉乳や砂糖などの粉体原料の供給エリアの省人化で利用されているという。